Virtuoso 2.0
「ヴァーチュオーソ」と読む。イギリス・Digital Muse社製。ロープライス版の
Prodigy「プロディジー」というのもあった。
ATARI ST用シーケンスソフトではマイナーな存在だったが、当時6万円代の定価はプロ用シーケンスソフトとしては最も安い部類であった。
ライバルとなるCubase,NotatorやMac版では後発のPerformer 4.0をも凌ぐ性能・機能を搭載。その一部を紹介すると、
-
4分音符/480の分解能
-
スコア/グリッド/数値によるエディットが可能
-
トラックディレイ(というよりタイムオフセット)
-
トラック毎のベロシティーコンプレッション
-
ベロシティー&ノートオン・オフのランダマイズ/ヒューマナイズ、グルーヴ・クォンタイズ
など、かなり先進的であったと言えるだろう。 トラック数は99もしくは無制限のどちらかだったと思う。
高機能でありながら処理・反応の速さ、使用メモリの少なさも驚異的であった。
それもそのはず、100%機械語でプログラミングされている上に、アタリOSのウインドウをバイパスして動いていたのだ。
(PC98版のレコンポーザーのように画面が切り替わる)
予想外に早い時期に日本でのサポートが打ち切られたため(;_;)、Mac &
Performer に買い換えざるを得なくなったが、本当はもっと使い続けてみたかった。
●
Back <<<